要約上手は読み上手

企画編集部の西藤です。

広告代理店の電通で
コピーライターをしているかたが
文章の訓練方法について紹介していました。

最初に二十字×八行=百六十字で文章を書きます。
ツイッターの上限が百四十字ですから、
それより少しだけ多い分量です。

そうして書いたものを
今度は二十字×三行=六十字
のボリュームへ圧縮します。

半分以下に減らすので、
大胆な刈り込みが必要です。

……と、実は上記の文章が
ちょうど百六十字になります。
これを六十字に減らします。

長い文章を短くすることを、
一般的に何と言うでしょうか。

そう、要約ですね。
早速、六十字に要約してみましょう。

160字から60字に要約したらわかったこと

先ほどの160字の例文を60文字に要約してみます。

パターン1)
コピーライターが
文章の訓練について紹介している。
百六十字で書いた文章を六十字に要約する。
思い切った取捨選択が必要となる。(六十字)

これで六十字です。
原文の大体のニュアンスは
つかめていると思います。

もうひとつだけ要約の例を
書いておきましょう。

パターン2)
百六十字から六十字へと
半分以下に文章を要約する。
コピーライターの修行のひとつだ。
必要な情報を的確に選び、
その他は捨てる。(六十字)

 

ひとつの原文からこうした要約を
十パターンは書き起こしてみるそうです。

繰り返すほどに情報の要不要が
見えるようになってきます。

そうすると、次に長い文章を書くときにも、
外してはいけない要素や、
読者への説明のために
あえて過剰に書くところなどの
濃淡が分かるようになります。

 

要約上手になると得られるものとは

これを理解していないひとの文章は、
大事な点が漏れているわりに
不要な言葉が水増しされた、
中身のない文章になってしまいます。

そして、このことは本を読むときにも
大事なポイントになります。

要点を抑える訓練をしているひとは、
文章を読んでもポイントとなる箇所が
すぐに見抜けるようになります。

活字の本は、マンガのように
コマを大きくしたり、効果音を入れたり、
はたまた吹き出しのかたちや汗などの記号で
重要な箇所を強調したりはしません。

うかうかしていると、
著者がいちばん伝えたいポイントを
読み飛ばしてしまいます。

 

長々と書いた文章を大胆に要約する訓練は、
語彙をそれなりに持ち、
融通無碍に言い換えられないと
難しい面もあります。

ですから、言葉を増やすことにも
意識的になるでしょう。

 

本とノート、
あと筆記具さえあれば(今ならスマホでも)、
すぐにできる訓練です。

本を読むのも文章を書くのも好きなひとは、
大変汎用性の高い技術が身につくので
オススメです。

DNAパブリッシング株式会社
企画編集部 西藤 太郎

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